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Interface FortiGate 2025年9月29日

FortiGateでのLAG運用とmin-links設定の挙動を解説

はじめに

FortiGateで複数本のリンクを束ねてLAG(Link Aggregation Group)を構成するケースは多いと思います。
通常、1本リンクが落ちてもLAG全体は動作を続けますが、要件によっては「特定の本数が維持できない場合はLAG自体をダウンさせたい」ことがあります。

このようなときに利用できるのが min-links 設定です。

LAG(Link Aggregation)の基本

  • 複数の物理リンクを束ねて1つの論理インターフェースとして利用
  • 帯域の増強や冗長化が可能
  • FortiGateでは config system interface からLAGを作成

通常は「メンバーの一部が切れても残りで動作」します。

min-linksとは?

min-links は「最低限稼働してほしいリンク数」を定義する設定です。

  • 指定数未満になると LAGインターフェース全体をダウン

  • 上位スイッチやルータに対して「リンク障害を明示的に伝えたい」場合に有効

設定例


config system interface
  edit  "LAG1"
    set type aggregate
    set member "port1" "port2"
    set min-links 2
  next
end

この例では、2本中1本でも切れるとLAG全体がダウンします。

実際の挙動

  • min-links未設定(デフォルト)
    → 1本ダウンしてもLAGインターフェースは動作し続ける

  • min-links設定あり
    → 指定数未満になると、インターフェースが「リンクダウン」と判定され、ルーティングやHAフェイルオーバーが即座に動作

利用シーン

  • WANの冗長構成:1本でも欠けたら帯域不足になるため、LAGを落としてSD-WANにフェイルオーバーさせたい

  • 隣接機器との整合性:相手スイッチがmin-links前提で設計されている場合

  • HAのフェイルオーバートリガー:LAG全体のダウンを確実に検知させる

注意点

  • min-linksを厳しく設定しすぎると「ちょっとしたリンク障害で全停止」になるリスク

  • 隣接機器(スイッチ/ルータ)側の挙動と合わせて検証するのが必須

  • 実運用前にラボ環境で「リンクを抜いたときの挙動」を必ず確認しましょう

まとめ

FortiGateでLAGを使う場合、min-linksを設定するかどうかで障害時の挙動が大きく変わります。
要件に応じて「部分生存」か「全断にしてフェイルオーバー」かを決めておくことが重要です。

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