FortiGate Interface 2025年9月29日
FortiGateでのLoopbackインターフェース設定と活用方法
はじめに
FortiGateでは物理インターフェースやVLANインターフェース以外に、Loopbackインターフェースを作成できます。
Loopbackは仮想インターフェースであり、物理的なリンク状態に依存しないため、特定の用途で非常に有効です。
この記事では、Loopbackインターフェースの作成方法とユースケースを紹介し、最後にBGPとの組み合わせ例をTipsとして取り上げます。
環境前提
FortiOSバージョン: 7.6 系
Loopbackインターフェースとは?
FortiGate上に作成できる仮想インターフェース
物理ポートに依存せず、常にUp状態を維持
管理用IPやルーティングの識別子として利用可能
Loopbackインターフェースの作成方法
Loopbackインターフェースは通常のインターフェース設定とほぼ同じ手順で作成できます。
GUI設定例
- [ネットワーク] → [インターフェース] を開く
- 右上の [新規作成] → [インターフェース] をクリック
以下を入力 - 名前: Loopback1
- タイプ: Loopbackインターフェース
- IP/ネットマスク: 10.10.10.1/32
- 所属VDOM: root(環境に応じて変更)
- 管理アクセス: 必要に応じて PING にチェック
- [OK] をクリックして保存
CLI設定例
config system interface
edit "Loopback1"
set vdom "root"
set ip 10.10.10.1 255.255.255.255
set allowaccess ping https ssh
set type loopback
next
end
- set type loopback を指定することで、Loopbackインターフェースとして作成されます
- IPは /32(ホストアドレス)を指定するケースが多いです
- set allowaccess を有効化すると管理用途でも利用可能です
Tips: BGP on Loopback
BGPピアリングにLoopbackを使うことで、リンク障害の影響を受けにくい安定した接続を構築できます。
BGP設定例
config router bgp
set as 65001
config neighbor
edit 20.20.20.1
set remote-as 65002
set update-source Loopback1
next
end
end
ポイント
set update-source Loopback1でBGPの送信元をLoopbackに固定物理リンクが切り替わってもLoopbackは生き続けるため、冗長構成時に有効
まとめ
Loopbackインターフェースは物理リンクに依存しない仮想インターフェイス
管理、VPN、ルーティングの安定化などで有効
BGPとの組み合わせも有用